農薬は必要じゃが知識も必要じゃ

ネギに限らず農作物などには病気に害虫等がつきものじゃが、それらを人手で対応していくとしたら人数と時間が大変多くかかってしまうじゃろう。そんなときに使用するのが「農薬」じゃが、「薬」であるからには取り扱いには十分に注意が必要である。

まず薬液自体じゃが、薬によって使用回数、使用料、使用濃度などが決まっている。自分の感覚でこれくらいだろうとか、同じような薬だから同じ濃度で大丈夫だ、では済まない事が多くあることは認識してほしい。その防除したい対象に効果があるのはもちろんだが、薬ゆえにそれ以外には毒になりうることもある。特に隣接する圃場で別の農作物等を栽培しているときはより一層の注意が必要じゃ。

そして次に気を付けるのは散布方法じゃ。散布には動噴やブームスプレイヤー(下写真)等様々な機械があり、それらのノズルからの飛散方式(ドリフト)まで細かく注意しなくてはならない。飛散時の粒子が細かければ自然風にのって目標物を越えて飛んでしまうし、粒子を大きくしてしまうとそれを押し出すために圧力がかかるのでそれもまた遠くに飛ばしてしまう要因になってしまう。

上記のこと以外にも近隣に住宅があればそこに対する影響など様々なことを考えなくてはならないのじゃ。

使用にあたって色々と注意することは多いが、便利で効率が上がるのならぜひとも使用するにこしたことはないじゃろう。薬は何でも「用法用量を守って正しくお使いください。」じゃぞ。

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