植物にとって雨とは恵みの雨でもあるが、あまりにも多すぎると湿害を生じる。ゆえに圃場の排水対策は二重三重と用心することに越したことはないじゃろう。
まずは表面排水を促すために排水専用の溝を掘っておくことが大切じゃ。この溝はネギ植をした畝と畝の間に作ることが望ましいが手間とスペースを必要とするので、その圃場の外周にそって掘るだけでも効果はあるだろう。溝堀作業には管理機などに溝堀用のアタッチメントを取り付けて行うことができるので、新しく高額な機械を購入しなくともできる手段である。
次に効果のある排水対策は縦穴局所排水である。これは携帯型穴掘り機などを使い縦穴を掘り耕盤層より深く掘り排水を促すことを目的としたやり方である。(耕盤層とはトラクター等で耕うん出来ない深さでその重みで踏み固められた層のことで、これがあるせいで排水がされにくいのである。) このやり方の利点としては作物の栽培期間中でも作業が可能であるというところである。縦穴堀作業にはホールディガー(下の写真の縦穴堀シャベル) を使ったりスパイラルボーラー(らせん状の穴掘り道具) があり、機械だとエンジン式またはバッテリー式のオーガーというものがある。
オーガーに関してはワシらの寺田商会でマキタ製の充電式アースオーガというものを販売しているので見に来てみてはどうじゃろか?