今年はもう40℃超えた所もあるようで厳しい夏になりそうじゃ。われわれ人間は暑いと体に不調をきたすが、それはネギや他の農作物も同じじゃ。
前の記事でネギの生育適温は20℃前後で、25℃以上ではほとんど生育しないと書いたのを覚えているだろうか?夏の暑い時期には地中の温度を下げる事と、夏の暑さで圃場が乾燥し根が枯れるなどが起こり、生育に悪影響を及ぼしてしまうので、乾燥を防ぐ事もかねて気温の比較的高くない早朝に走り水程度に潅水をするとよいとされている。(走り水とは土の表面が湿っている程度では足りず、かつ与えすぎて土がびちゃびちゃにならない程度の具合らしい)
6~8月で乾燥が続く場合の潅水の目安は2~3日に1回が良いといわれている。潅水チューブなどを設置し散水を行うのが効率が良いであろう。当然のことじゃが潅水のし過ぎは病害が起こりうるので注意じゃ!
潅水チューブ以外にもエンジン式動噴などで潅水するやり方もあるのじゃ。しかし動噴機などを使う際には以前にその機械で除草剤を使用してないか気を付けなければならないぞ。除草剤は何度洗っても少なからず影響が出てしまうので、できることならば別機で行うのがよいだろう。
写真は自走エンジン動噴じゃ。動噴は色々な種類と組み合わせがあるので、費用や用途、使い勝手をよく考えて用意するとよいじゃろう。