ねぎの生態的特徴と管理
☆発芽時の特徴と管理
嫌光性種子のため覆土比較的多めにするとよい。(明条件では暗条件より発芽が遅れる。)
発芽適温 15~25℃
生育適温 15~20℃
秋の地床で育苗…
マルチやトンネルで保温
冬のチェーンポット育苗
発芽器などで保温
ねぎのタイプと特徴
加賀群…耐寒性が強く、積雪下でも越冬が可能。地域→北海道や東北、北陸
千住郡…15∼20℃の涼しい温度帯が理想。地域→関東などの中間地帯
九条群…25∼30℃の温度帯がもっともよい。温暖な地域が理想。地域→西南暖地
☆生育時の特徴と管理
ねぎの生育に関しての温度帯は
品種によって様々ですが、概ね
30℃以上の高温の環境では生育
が急速に衰える、病害虫が増加す
るなどのリスクが高まります。
越冬前 発育停止の早い順 越冬後(春先)の伸長開始の早い順
加賀群 加賀群
千住群 千住群
九条群 九条群
現在は、耐暑性、低温伸長性に優れる品種も多数ある。
作型、地域に応じて選定することをお勧めします。
植栽密度 高すぎると、後半の生育が抑制され、重量が軽くなります。
低すぎると、重量は重くなるが、収穫本数が下がります。
湿度の影響
ねぎは乾燥に強く、過湿に弱い特徴があります。
極端に土壌中の水分が減ると、らっきょうのように葉鞘基部が肥大し、葉身表面が白銀色に変化します。こうなってくると、生育が遅延します。
過湿と高温条件が重なると、生育が停止するだけでなく土壌病害虫の発生が増加します。このような場合はチッソの追肥や土寄せなどを控えてください。
ネギとは総じてじめじめとした熱い所は苦手なんじゃの