ネギの病気について少し話をしてみるかの(その一)

もうすぐ梅雨になるにあたりネギの病気について話しておこうかのぅ。まずはこの時期の土壌内の病気についてじゃ。

根腐萎凋病:定植後15~60日の間に多発。病原菌がいる畑(土壌)にネギや玉ねぎが栽培されると病原菌の厚膜胞子や厚膜化細胞が発芽し根の分岐部分や傷部から侵入してしまい、最終的には枯死する。症状は幼苗期だと下葉が片側にねじれ黄化するかまたは萎れる。後期発病苗だと維管束(導管や篩管がある所)や根盤部または根っこが褐変し、病状がゆっくり進行していき枯れてしまう。

軟腐病:5月から10月の収穫期に発生することが多い。畑にいる菌で25℃~35℃で増殖しやすく、夏の7月中旬~8月上旬に根を傷つけたり軟弱化(追肥したときになりやすい)していると感染しやすい。地下部で発生した場合、根が萎凋したり根盤部が褐変してしまい、その部分から内部に向かって腐敗し悪臭を放ちだす。地上部で発生した場合は葉身の展開部に水浸した病斑生じそこから内部へむかって腐敗していき枯死してしまう。

根腐性疫病:梅雨期~夏期もしくは台風の多い初秋にも発生しやすい。病原菌は被害残渣(廃棄されたネギなど)で生存しているてそこから広がる。主に緑色の部分(葉先や葉の中央部分)に淡黄緑色の境界を持つ黄白色で不定形の病斑を持つ。雨天時や台風の時期、畑の排水不良時に病斑上に白色のカビが薄く綿状に生える。その後急激に増えて腐敗する。病状が進行すると軟腐病や萎凋病と区別がつきにくい。

これはまだ一部じゃが病害との戦いもネギの栽培に限らずつきものである。土壌の消毒や畑の水はけの管理などがいかに重要かちょっとわかってきたかの?

写真があればわかりやすいのじゃが、見本となるものが撮れたら追加をしよう。

葱侍はあなたのネギ活を全力で応援します!
機械化についての不安などをお聞かせください。
葱侍がお答えいたします!